北海道では、医師の求人が多くあります。例えば、医師転職ドットコムによると、北海道で公開されている常勤医師の求人は601件あり、求人数が最も多いのは函館市、次いで札幌市西区、旭川市となっています。
また、北海道では道外の医師の方々の招聘を専門とする職員が東京事務所に配置されており、北海道で働きたいと考えている医師の方々に対して情報提供やサポートが行われています。言い換えると北海道は広く、すべての地域の医療を守るのには多く労力が必要であるということも言えます。求人の件数もどうしても都市部に集中しているのが現状なのです。
医師が北海道で働くメリットは？
北海道で働く医師には、いくつかのメリットがあります。まず、昔のTVのCMで北海道は「でっかいどう」と言われるように、広大なエリアに約550万人が暮らしており、人口密度は47都道府県で最も低く、美しく雄大な自然に囲まれた地域です。また、移住したい方も比較的多く、移住した方が北海道暮らしの魅力として真っ先に挙げるのが、世界自然遺産の知床や釧路湿原、複数の国立公園をはじめとする「豊かな自然」、そして「四季を感じる暮らし」です。自然の中で暮らせるということが魅力ではあります。
さらに、北海道では道外の医師の方々の招聘を専門とする職員が東京事務所に配置されており、北海道で働きたいと考えている医師の方々に対して情報提供やサポートが行われています。また、地域枠制度〈北海道医師養成確保修学資金制度〉などの支援制度もあります。これにより、北海道で医師となり働きたい方を支援しています。北海道で医師になりたいという方には非常にいい制度です。
医師が北海道で働くデメリットは？
住環境などは自然が多くいいのですが、家族で北海道に住むとなると家族の理解が必要となる場合もあります。特に過疎地になると医療体制が十分でないから医師としては必要とされるのですが、専門外の診療科目にも対応が必要となる場合もあります。
一番は子供の教育の問題かもしれません。過疎地の場合は子供を医師にしたいということであっても塾や進学校というがない場合もあり、子供と離れて暮らすこと必要になる可能性があります。北海道でも札幌などでの教育なら全く問題はないでしょう。